ポスターを作る上で理解しておいたほうが良いこと=作るコツをまとめてみました。何事にもルールやセオリーがあるように、基本的なルールやセオリーを理解しておくとクオリティの高いポスターができます。
はじめに
ポスターの大きさは有限です。その限られたスペースの中で、何を伝えるのか?を決めることが先決です。伝えたい要素をあげる際、たとえ伝えたいことが10個も20個もあったとしても、そのすべてを盛り込んでしまっては、ごちゃごちゃとしたまとまりのない煩雑なポスターになってしまいます。内容を盛り込みすぎてポスターが読まれなかったとしたら、そんなもったいないことはありませんし、ポスターとしての役割も果たせません。
4W1Hを駆使する
そうはならないために、
1:要素を出す ことをしたあとに、
2:優先順位をつける という作業もかならず行いましょう。
まず、要素を考える際に考えるべきことは、よくマーケティング用語で4W1Hと呼ばれます。
□いつ(When)
□どこで(Where)
□誰に(Who)
□何を(What)
□どうやって(How)
では、実際に当てはめて考えて見ましょう。
例えば、飲食店で10パーセント割引キャンペーンを行う場合、
□いつ(When) 2013年3月1日~3月31日まで
□どこで(Where) イタリアンレストラン“いたりあーの”で
□誰に(Who) ご来店いただいたお客様に
□何を(What) お会計より10パーセント引きのキャンペーンを行う
□どうやって(How)※条件 3000円以上飲食をすると
というようになります。
さらに、4H1Wには当てはまるけれど、この内容だけでは補えていないことがあるはずです。
例えば、以下のような情報です。
□いつ(When) 営業日(日・祝日はお休みです。など)
□どこで(Where) お店の住所、地図
優先順位をつけてみよう
要素の書き出しが終わったら、次に優先順位をつけましょう。優先順位のつけ方はとてもシンプルです。できるだけ少ない要素で伝えるために必要なものはなにか?を考えるということです。
この場合、フレンチレストラン“ふらんせ”で10%引きキャンペーンをしているということが伝えられれば、伝えたいことは成立します。そこで、必然的にこの2つのワードは優先順位が高くなります。
次に、もっと詳しく知りたい!と思った方が必要とする情報を書きましょう。
いつやってるんだろう?→2017年3月1日~3月31日まで
どこにあるんだろう?→住所・地図
そして、最後に優先順位は落ちますが、伝えておかなければいけない情報があります。それはこのポスターで告知していることが、適用されない、無効になる条件です。
今回の要素の中でいうと、下記の2つになります。
「日・祝日はお休みです」
「3,000円以上飲食すると」
ポスターで呼びかけている以上、「お店にいったけどやってなかった」「10%割引と書いてあったのに、飲み物1杯では適用されなかった」など、クレームにつながるようなことは、ポスター内に記載しておいたほうが安全です。小さい文字でも記載することで、告知側のリスクヘッジになります。
以上のように、要素を洗い出し、それに優先順位をつけることで、ポスターのなかでどこを重点的に伝えるのか?の整理になります。
要素が多すぎるかなと思う場合は、例えばWEBを見ればわかるようなことは、「詳しくはWEBで!」と誘導をするなどしてできるだけシンプルに伝えたいことを伝えるようにしましょう。
ポスター制作のご相談は、ぜひお気軽に山形パンフレットデザイン.comへお気軽にどうぞ。